三大栄養素のひとつ、タンパク質。
体を作る大切な栄養素だと言うことは知られていますね。
なので、どんどん成長していく赤ちゃんや、産後ママ、授乳中のママにとっても、不足してはいけない栄養素なのです。
じゃあ、そんなに重要なタンパク質、どれくらい摂ればいいの?と言うと、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
大ざっぱに言うと、目安としては、体重×1g。
なので、体重50kgの人なら、1日に50gほどと覚えておかれるといいですね。
ちなみに、1歳~2歳のお子さんだともっと多くて、体重1kgあたり2g前後。
体がどんどん成長する時期のお子さん、体重あたりに必要なタンパク質は大人より多いってことなんですね。
では、実際にどれくらいの量を食べたらいいのか?
例えば、大人の方で1日タンパク質50g摂ろう!と思ったら、それって例えば、お肉を50g食べればいいってワケではないですよね。
お肉にタンパク質が多いと言っても、食品の重さ = そのままタンパク質量…ではないので。
じゃあ、具体的には?
肉、魚などは種類による違いもあるので、大ざっぱになりますが、以下の食品では、可食部100gあたりのタンパク質量がこちら。
★可食部100gあたりのタンパク質量
・卵 (全卵・生) … 約12g
・肉 … 約20g
・魚 … 約20g
・納豆 … 約16g
・豆腐 (木綿) … 約7g
(新食品成分表FOODS・日本食品標準成分表2020年版準拠より)
お肉100g食べた~と言っても、摂れるタンパク質は20gってことです。
卵だと、1個あたりの重さは約50~60gほどなので、卵1個のタンパク質量は6gほどになりますね。
なので、大人の方向けによく言われるのが
毎食、肉や魚・卵など手のひらひとつ分を食べよう!
ということです。
え~?毎食?そんなに摂ってなかったわ…と言われる方、多いんじゃないでしょうか。
そう、ホントはそれくらい必要なんです。
ちなみに、離乳食時期の赤ちゃんはと言うと、実際に食べる食品の量としては
・離乳中期(生後7~8か月頃)
魚 10~15g
または肉 10~15g
または豆腐 30~40g
または卵 卵黄1個~全卵1/3個
・離乳後期(生後9~11か月頃)
魚 15g
または肉 15g
または豆腐 45g
または卵 全卵1/2個
・離乳完了期(生後12~18か月頃)
魚 15~20g
または肉 15~20g
または豆腐 50~55g
または卵 全卵1/2~2/3個
(厚生労働省・授乳・離乳の支援ガイド2019年改訂版より)
となっています。
グラムで書くと、いちいちはかりを出してきて計らなきゃいけないの?と思うかもしれませんが、大さじとかで計っちゃっていいですよ!
15gと言うと、だいたい大さじ1杯。
いちいちはかりでグラムを計るの、めんどくさいですもんね。
タンパク質は、筋肉や骨、髪や爪、皮膚などを作り、またエネルギーにも変換されます。
また、体内の酵素やホルモン、抗体、神経伝達物質の材料でもあります。
なので、特に、成長期の赤ちゃんや子供、そして、妊婦さん、授乳中のママなども、不足することがないよう、気をつけたいですね。
日頃から意識して、肉や魚、卵、大豆製品など摂っていきましょうね。
栄養に関することで気になること、わからないことがあれば、いつでもご相談ください。
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