授乳中のママさん、母乳のことで悩んでいませんか?
赤ちゃんに母乳をあげたくても、少ししか出ない…。
赤ちゃんに母乳をあげることを夢見ていたのに、早々にミルクになってしまった。
でも
母乳が一番!
完全母乳でなければならない!
とは思わなくていいからね!
確かに、ミルクがどんなに進化しても、母乳にはかなわないって言われます。
母乳にしかない免疫成分などもありますからね。
でも、もしも、ママの栄養状態が良くなかったら?
ママがもし栄養不足だったら、ミルクを足してあげる方がいい場合もあるんです。
妊娠中から出産後のママの体は、貧血になりやすい状態です。
ママの体にある鉄は、妊娠中から赤ちゃんの成長のために使われます。
なので、鉄不足から貧血になるママがとっても多いのです。
もし、鉄欠乏性貧血のママが、完全母乳で赤ちゃんを育てていると、赤ちゃんもまた鉄不足、栄養不足の状態におちいり、夜泣き、肌が弱い(乳児湿疹)などの症状が出やすくなるんです。
そう、まさにウチの長男が赤ちゃんだった時、悩まされていた症状です。
私は、完全母乳だったんですね。
長男の時も、次男の時も。
おっぱいはたっぷり出た方だったので、栄養をしっかりあげられてると思って、ちょっと自信でもありました。
だけど、実際は違ったようです。
昨年、私が分子栄養学を学んだ時、講座の中で紹介された事例で、
生後1か月でひどい乳児湿疹の赤ちゃんに、一時的に母乳と併用して粉ミルクを摂ってもらったところ、肌がキレイになったという事例があったんです。
貧血で栄養不足のママの母乳より、粉ミルクの方がいい
という場合もあるということです。
なぜなら、鉄は、貧血を解消する(赤血球をつくる)役割だけでなく、肌のコラーゲンの生成や、神経伝達物質の生成にも必要な栄養素。
つまり、鉄不足によって、肌が弱い (乳児湿疹)、メンタルが不安定 (夜泣き)といった症状が出てくることがあるのです。
ウチの長男も、夜泣きの時期が長く続き、また、生まれて早々に乳児湿疹になり、その後、アトピーに移行してしまいました。
あの頃、ミルクを飲ませていれば、状況は変わっていたのかも…。
分子栄養学の講座で、その赤ちゃんの事例を知った時、そんな風に思った私です。
とにかく言いたいのは、何がなんでも母乳でなきゃ!というこだわりは持たなくていいからね!
ということ。
母乳とミルク、それぞれの良いところをうまく取り入れていこうという考え方でいいんじゃないかな。
もしも完母 (完全母乳)にこだわるなら、まず、ママが栄養不足になっていないか、ママの栄養不足をしっかり解消する必要があります。
ちょっと余談になりますが、
健康診断で貧血チェックをする際の注意。
空腹で健康診断に臨むと思いますが、水分だけは摂っていいはず。
朝起きてから採血までの間に、ペットボトルの水をチビチビと飲んでおいておくといいですよ。
飲まず食わずだと、体が脱水状態になって、いわゆる血が濃くなり、例えば、検査結果の貧血の項目でも、赤血球やヘモグロビン、ヘマトクリットなどの数値が、実際よりも高く出てしまうことがあります。
そうなると、ホントは貧血なのに、貧血でないと判断されてしまうことも。
特に、授乳中の方は、水分が体からたくさん出てしまっているので、多めに水分を摂ってから検査に臨んでくださいね。
話が少し脱線しましたが、母乳もミルクもそれぞれに良い点があります。
母乳が出ないことに悩まれている方、完全母乳にこだわらず、自信をもってミルクを使っていってください。
逆に、母乳がしっかり出てる方、私のように、ママが栄養不足になっていないか、赤ちゃんに気になる症状がないかどうか、チェックしてみてくださいね。
母乳やミルクのことでお悩みがある方、ぜひご相談ください。
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