ちょうど、1歳になられたお子さん。
ふだんはまだ母乳を飲ませてるけど、そろそろ牛乳飲ませてもいいかな?
ということで、ちょっと飲ませてみたら、牛乳が大好きになっちゃった。
このまま毎日、牛乳飲ませてもいい?
どれくらいの量までOK?
飲み過ぎでないか心配…。
というご相談がありました。
1歳を過ぎれば、牛乳を飲ませても良いと言われています。
牛乳を飲んで、アレルギー症状が出たり、お腹がゆるくなって下痢をしたりしなければ、1日に200~400mlが目安とも言われています。
もちろん、最初のうちは、30~50mlくらいの少なめの量から少しずつ量を増やしていきましょうね。
と言うことで、1歳のお子さんでしたら、牛乳を飲ませてあげてもいいのですが、ただし、以前こちらの記事『フォローアップミルクと母乳、育児用ミルク、牛乳との違いとは?』にも書いたんですが、牛乳は、少し注意が必要。
牛乳には、母乳に比べ約3倍のタンパク質とミネラルが含まれています。
そのタンパク質も、カゼインが多く、これは消化しづらいタンパク質です。
また、牛乳に含まれるミネラルもカルシウムとリンが多く、それによって腸からの鉄の吸収を阻害すると言われています。
つまり、乳児の未熟な胃腸や腎臓に負担がかかり、また、飲み過ぎることでより、いわゆる牛乳貧血になる可能性も。
生後6か月を過ぎると、生まれる時にママからもらってきた貯蔵鉄が不足してきますが、牛乳にはほとんど鉄が含まれていません。
1歳になったばかりの体の機能がまだ未熟なうちは、やはり、牛乳を飲むより、出来るだけ、母乳や育児用ミルク、またはフォローアップミルクの方がおすすめということです。
なので、牛乳が大好きだからと言って、欲しがるまま、例えば1日400mlを超えるような、たくさんの量はあげないでください。
これは3歳以降の幼児期でも同じこと。
適量を守るようにしてくださいね。
ちなみに、牛乳を料理に使うという場合は、7~8か月頃から使えますよ。
少量から様子を見ながら使ってくださいね。
1歳頃の離乳食、そろそろ完了期に差し掛かってくる頃。
何か食事のことで気になることがあれば、いつでもご相談ください。
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