以前にもブログに書きましたが
長男がアトピーになった時、私はアレルギー科の先生から処方されたステロイドを拒否して、さらに症状を悪化させてしまったことがあります。
ちょうどその頃、ステロイドは悪!の風潮が高まっていた頃。
最初は私も、処方されたステロイドをきちんと塗っていました。
でも、キレイになったかなと思って、ステロイドを塗るのをやめると、またじわじわと赤みや痒みが出てきて、ガサガサの肌に戻ってしまう。
そこで私が思ったのは、ステロイドって効かないじゃん!ということ。
副作用があるって言うし、続けるのはやっぱり怖いな…。
そして、ステロイド以外のアトピーに効くという情報を探し求め、さまよう日々が始まりました。
アトピーに良いという温泉にわざわざ入りに行ったり、温泉水を自宅に届けてもらって、24時間風呂の機械も自宅のお風呂に取り付けたり。
ステロイドの代わりにと、高い化粧品を買ってみたり。
その頃、夜中のかきむしりで、ほとんど私はノイローゼ状態。
どんどん悪化していく長男の症状がわかっていながらも、それでもステロイドを塗るのは拒否してしまってました。
一番ひどかった頃はこんな状態。
その後どうなったかと言うと、結局、前から通っていたアレルギー科の病院に戻ることに。
そこで言われた言葉は
「一度入院してしっかり治しましょう」
そう言われた時、私はその場で号泣してしまいました。
がんばってきたのに、結局ステロイドに屈してしまうのかという悔しい思いと、自分の息子をこんなにひどい状態にしてしまったふがいなさ。
そして、家族のだれかが「入院」するなんてこと、これまでなかったことから、入院するということが、なんだかすごく大ごとに思えてしまって。
そして、先生に言われるまま1週間ほど入院し、皮膚の状態はステロイドですっかりキレイになりました。
その後もステロイドを、コントロールしながら使うように。
その後はどうなったか。
小学校の頃は、まだ腕や背中などにアトピー症状は出ていましたが、中学生になる頃には手の指先だけ…みたいな状態になり、大人になった今では、皮膚のトラブルはほぼないようです。
赤ちゃんが乳児湿疹やアトピーになった時、一番大切なのは皮膚のバリア機能を悪くさせない、つまり、ガサガサ肌をしっかり早いうちに治しておくこと。
アレルギーの原因になる、いわゆるアレルゲンというのは、ガサガサの荒れた肌から入ってきやすいんです。
くわしくはこちらにも書いています。
『離乳食が始まる前に、湿疹を治しておくのが大切!その理由とは?』
赤ちゃんの乳児湿疹やアトピーに悩んでいる方、ぜひ気をつけてあげてください。
塗り薬のステロイドは正しく使えば怖くありません。
大切なのは、肌をいつも良い状態に保っておくこと。
そして鉄や亜鉛など、栄養の摂取も大切です。
アトピーや乳児湿疹でつらい思いをされている方、ぜひご相談ください。
★いきなり有料の相談は不安という方はこちら