発酵食品って体にいいし、腸活にも良いイメージですよね。
確かに、体にはいいんですが、人によっては合わないこともあるよっていうお話です。
腸が健康な人にとっては、発酵食品や食物繊維、オリゴ糖などは腸内細菌のバランスを整えるのにとっても良いとされています。
それはホント。
だけど、人によってはそれらが、小腸でのガス発生をかえってうながしてしまい、便秘や下痢の症状も悪化させてしまうんだとか。
SIBO(シーボ)って聞いたことないでしょうか?
小腸内異常増殖症候群のことで、本来、大腸に多く小腸内には少ない腸内細菌が、小腸内で異常に増えてしまい、それによってゲップやおならなどのガスが発生したり、下痢や便秘を引き起こすこと。
おならに悩んでるくらいは、実はまだ序の口。
SIBOによって、栄養の吸収がうまくいかなかったり、アレルギーの原因になったり、あるいはうつなど、心の病気にもなることがあるんだとか。
じゃあ、SIBOになってしまうのは何が原因なのか?
SIBOの原因として考えられるのは、
✅小麦製品などの摂り過ぎ
✅胃薬の多用
✅強い精神的ストレス
✅抗生物質の飲み過ぎ
✅体内の重金属
✅免疫力の低下 などが挙げられます。
せっかく体に良いと思って摂っていた発酵食品なのに、かえってお腹の調子を壊し、心身の不調が続く…なんてことになれば、まさしく逆効果。
腸内が健康な人にとっては、体に良い発酵食品。
だけど、SIBOの状態になっている方にとっては、発酵食品は要注意なんです。
プロフィールにも書いてますが、私も以前、なかなか治らない慢性蕁麻疹を根本的に体質改善したいと、それまで通っていた普通の皮膚科をやめ、いわゆる代替医療の、とあるクリニックに通ったんですね。
今から1年半ほど前になります。
そこでの治療方針は、ヴィーガン食とファスティング。
治したい一心で一生懸命、ヴィーガン食、やりましたよ。
私は、もともと特に食べ物のアレルギーがないので、卵やお肉、魚、乳製品などは、それまで普通に食べていたんですが、治療のため、それらを一切やめることに。
動物性のものをやめるという食事療法は、人生ではじめて。
野菜中心なので、たんぱく源は主に大豆製品。
最近は、大豆ミートなどもスーパーで売られてますしね。
大活躍しましたよ。
とにかく、動物性のものが食べられないので、意識は発酵食品に向いたんですね。
毎日のように、納豆やキムチ、玄米甘酒などを食べていました。
発酵食品だから体にいいし、腸にもいいだろうとその時は思っていたんですが…。
ところが、しばらくするとボコボコとお腹にガスが溜まるように。
もぉ~、おならが出る出る。
家だとガマンせずに出せますが、仕事とかで外にいるとそういうわけにいかないしね~。
特に夕方になるとひどかった。
お腹が張って、めっちゃ苦しんでました。
体に良さそうで腸活にもなりそうな発酵食品、実はそれがガスの原因だったということに、後になって理解しました。
SIBOのことを知ったのも、この時です。
SIBOについては、こちらの本に詳しく載っています。
ちなみに、私はその後、そのクリニックに通うのをやめ、分子栄養学に基づいた栄養療法を行うクリニックに鞍替えし、慢性蕁麻疹を治すことが出来ました。
一時期、熱心に食べていた発酵食品も、やめてみたら、ボコボコとお腹にガスが溜まるということはなくなりました。
私が最初に行ったクリニック、3か月ほど通いましたが、ヴィーガン食に加え、さらに短期のファスティングも月イチの頻度でやるように指示され、おかげでゲッソリ痩せてしまい、かつ蕁麻疹は治りませんでした。
そのヴィーガン療法、私には合わなかったということです。
そこまでやらなくても、発酵食品が好きで毎日食べてるという方、発酵食品をずっと続けて食べてるのに、なんだか調子が悪いと思われたら、ホントに自分の体に合っているかどうか、ぜひ一度見直してみてくださいね。
ママ自身の栄養についても、気になることがあればぜひご相談ください。
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