赤ちゃんの離乳食、進んでますか?
離乳食は、最初、ドロドロのものをゴックンするところから始めましたね。
そして、モグモグ期からカミカミ期を経て、形あるものを噛みつぶすことが出来るようになると、ようやく離乳の完了期が見えてきます。
もろちん、個人差はあるけど、だいたい、離乳の完了は生後12か月から18か月頃と言われています。
それまで頑張っていた、赤ちゃんの食事をわざわざ別に作ったり…という手間も減り、大人のおかずからの取り分けもしやすくなりますね。
だけど、大人のおかずからポン!と取り分けてハイ、どうぞ!というのはまだ早い。
離乳食から幼児食に移行する1歳から2歳頃、そして3歳頃になっても、まだまだ摂食機能は、大人と同じではなく、未熟です。
なので、大人のおかずからの取り分けをする際にも以下のようなこと、配慮してあげてくださいね。
・口の中でまとまりにくいもの
ひき肉、ブロッコリー ⇒ とろみをつける
・皮が口の中に残るもの
豆、トマト ⇒ 皮をむく
・ペラペラしたもの
わかめ、レタス ⇒ 加熱して刻む
・唾液を吸うもの
パン、茹で卵 さつまいも ⇒ 水分を加える
・噛みつぶせず、口の中に残るもの
うす切り肉 ⇒ たたいたり、切ったりする
・弾力性の強いもの
かまぼこ、こんにゃく、いか、たこ
・誤嚥しやすいもの
餅、こんにゃくゼリー
以上、『授乳・離乳の支援ガイド2019年改定版』参照
そして、味付けにも注意!
もちろん味付けも、まだ大人と一緒ではありません。
薄味が基本です。
しっかり味が付いた煮物などは、少し崩して、お湯で薄めるなど、大人用の濃い味のままでは与えないようにしましょう。
一度濃い味を覚えてしまうと、なかなか薄味のものを食べてくれなくなります。
濃い味の食事が続けば、腎臓にも負担をかけることになりますので、注意してください。
煮物を作る際、しっかり味をつける前の段階で取り分けするとラクですね。
そして、言うまでもなく、ワサビやカラシ、唐辛子などの香辛料は食べさせないようにしましょうね。
だんだんと少しずつ大人と同じものが食べられる…。
それって、喜ばしいことではあるけれど、赤ちゃん時代が終わってしまうようで、ちょっと寂しい気持ちも…しませんか?
少しずつ食べられるものが増えていくという過程を、あせらずゆっくり見守ってあげてくださいね。
これは食べさせても大丈夫?
離乳食完了期の食べるもので迷うことがあれば、ぜひご相談ください。
★いきなり有料の相談は不安という方はこちら