ゼラチンを毎日摂ると体にいいらしい、ということを、分子栄養学を勉強して初めて知りました。
ゼラチンは、甘いゼリーやプリンを作るためのもの。
嗜好品というイメージがあり、栄養的にそれほど優れたものとは思ってなかったのです。
ゼラチンとは?
ゼラチンとは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに、熱を加え抽出したもの (Wikipediaより)
とあります。
実は、タンパク質の一種であるコラーゲンとゼラチンは、分子の構造が違うだけで栄養的には同じと考えていいんです。
また、熱を加えて抽出し、バラバラになった状態のゼラチンを、酵素分解してより分子を小さくしたものがコラーゲンペプチドというもの。
一般的に売られている「コラーゲン」はこの「コラーゲンペプチド」のことを指していることが多いようです。
つまり、美肌のためにお値段の高いコラーゲンサプリを摂らなくても、ゼラチンで代用出来るってことなんです。
コラーゲン飲料などは表示をよく見ると、人工甘味料などの添加物が多く入っているものがあります。
その点、ゼラチンは無添加だし、めんどくさかったらわざわざゼリーを作らなくても、温かい60℃以上の飲み物に入れて飲むだけで、しっかりタンパク質補給が出来るんです。
ゼラチンの栄養効果
ゼラチンの栄養ですが、メインはやっぱりタンパク質。
大さじ1杯のゼラチンで約10gのタンパク質が摂れるのだそう。
また、必須アミノ酸のうち、グリシンが多く、これは肝機能にとてもいいそうです。
胆汁酸の材料になったり、肝臓のはたらきである解毒やアルコールの代謝などを促進してくれるとのこと。
そしてもちろん、お肌の調子を整えたり、血管や軟骨などを丈夫にしたりという栄養効果もあります。
おすすめのゼラチンは?
私は以前、iHerb(アイハーブ)でゼラチンを買いました。
Further Foodプレミアムゼラチンパウダー、無香料、450g(16オンス)
一般的にスーパーで売られているお菓子用のゼラチンなどと比べると、割高ではあるのですが、
・グラスフェッド(牧草飼育)された牛のゼラチンを使用
・遺伝子組み換え原料なども無添加
などと書かれてあり、体の不調を治す目的の方など、ゼラチンの品質にこだわる方にはおすすめです。
匂いもあまりなく、溶け具合も良かったです。
450gと容量も多いですが、しっかりフタを閉めていれば、最後までシケることはなかったですよ。
ちょうど同じ頃、私が受講していた分子栄養学の講座でおすすめされていたのが、
フードケア社のゼラチンパウダー。
iHerbのゼラチンパウダーを使い切ったあと、今度はこちらを買ってみました。
こちらはAmazonで購入。
こちらも500g入りと容量はかなり多いので、またちまちま使っていこうと思います。
ゼラチンの摂り方は?
まずはゼリーとして固めて食べる方法。
フードケア社のゼラチンパウダーだと、5gで200~300mlのゼリーが出来るとのこと。
水とともに鍋に入れ、60℃以上で溶かして使いますが、グラグラ沸騰させないように注意しましょうね。
私もこんな感じで、茹でた小豆と豆乳でゼリーを作り、タッパーで固めたものを、よくおやつにしています。
甘酒乗っけてます。
そして、先ほど書いたように、ただ温かい飲み物に入れて飲むだけでもOK。
手軽に摂ることが出来ますね。
赤ちゃんの離乳食にゼラチンはOK?
ちなみに、赤ちゃんの離乳食に利用される場合は、1歳頃で、動物性のタンパク質が摂れるようになってから。
ゼラチンは、若干アレルギーの心配もありますので、初めての場合は少量から試してくださいね。
そして、ゼリーはつるんとして喉に詰まりやすいです。
ゼリーの場合は、小さなお子さんには細かくして食べさせるなど、充分気をつけて下さいね。
ゼラチンに関するおすすめ本
私も読んだ、ゼラチンに関する本はこちら。
ゼラチン以外の健康情報なども書かれていて、読み応えありました。
ゼラ活、始めてみませんか?
美肌に良いといわれるコラーゲンですが、ゼラチンで代用できるのはありがたいですね。
コラーゲンゼリーや飲料は、私も以前飲んだことあるけど、ちょっとニガテな味だったこともあり、またお値段も高いので、結局続かなかったんですよね。
無味無臭なゼラチンなら、自分でゼリーを作ったり、それもめんどくさかったら、温かい飲み物に入れるだけでも良いというのがいいですよね。
ママのタンパク質補給に、ゼラ活始めてみませんか。
赤ちゃんとママの栄養相談やってます。
気になることがある方は、ぜひご相談ください。
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