鉄は、体にとって、とても重要なミネラルのひとつです。
体の中の鉄が足りなくなると、血液中のヘモグロビンを充分に作ることが出来なくなり、いわゆる鉄欠乏性貧血に。
貧血とまではいかなくても、さまざまな不調が出てきたりします。
赤ちゃんであれば、夜泣きや日中のギャン泣きなどもそのひとつ。
ウチの長男、もうすぐ10か月の頃。よーく泣いてたわ。
なので、鉄は不足しないよう、気をつけておく必要がありますね。
では、鉄不足にならないために、いつ頃から気をつけた方がいいのか?
赤ちゃんは、ママから鉄をもらって生まれてきています。
いわゆる「貯蔵鉄」と言われるものですが、これが、生後6か月頃に底をついてしまうと言われてるんですね。
ちょうど離乳食が始まる月齢でもあるこの頃から、鉄を意識して摂っていく必要があるということになります。
鉄の種類には2種類あります。
耳にされたこともあるかと思いますが、ヘム鉄と非ヘム鉄です。
ヘム鉄は、動物性の食品、赤身肉や赤身の魚、レバーなどに多く含まれます。
そして、非ヘム鉄は、主に植物性の食品に多く、ひじきやほうれん草などの青菜、大豆などに多く含まれています。
しかし、多く含まれているとは言え、実は鉄は、とても吸収率が悪いんですね。
★鉄の吸収率
・ヘム鉄 約20%
・非ヘム鉄 約5%
と言われています。
せっかく摂っても、ちゃんと栄養になっていない。
特に非ヘム鉄(主に植物性食品に多い)は、とても吸収率が低いため、それだと、せっかく摂ってもあまり意味がないんじゃない?と思われるかもしれませんね。
なので、鉄の吸収率を良くするためには、ちょっとした工夫が必要になってきます。
そして、非ヘム鉄が吸収率が悪いからと言って、ヘム鉄(動物性)ばかり摂るのではなく、非ヘム鉄を摂ることも体にとっては必要。
バランスが大切なんです。
では非ヘム鉄を摂る場合、鉄の吸収を良くするにはどうしたらいいのか?
・ビタミンCと一緒に摂る
・肉や魚、レバーなど動物性のタンパク質と一緒に摂る
そうすると、非ヘム鉄の吸収率がアップすると言われています。
また、鉄が強化されている食品をうまく利用するのもいいですね。
育児用ミルクや、9か月以降であれば、フォローアップミルクをミルクがゆやシチューなどの料理に使うのもいいですし、赤ちゃん用のふりかけやおやつなど、鉄が強化されている商品も市販されてますよね。
そういうのを利用されるのも良いと思います。
そのような形で、吸収しにくい栄養素である『鉄』を、上手に離乳食に取り入れていきましょうね。
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