前回の記事で、せっかく摂った栄養が、ちゃんと消化吸収されているかは自律神経のバランスが大切ということを書きました。
そして、ストレスが多いと、交感神経の方が優位になって、消化吸収が抑制されてしまう。
この場合のストレスと言うのは、精神的なストレス(自分で意識出来るストレス)ばかりでなく、本人が気付いていない体のストレスがあるということも書きました。
そのストレスの原因となるのが、副腎というところから出るストレスホルモン。
(抗ストレスホルモンとも言います。)
代表的なものに、コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンと呼ばれるものがあります。
このホルモンは、血糖値が下がり過ぎると一生懸命上げようと頑張ってくれるホルモン。
例えば、精神的なストレスを強く感じている時に分泌されるホルモンなんですが、空腹時間が長くなって、血糖値が下がってきた時にも活躍してくれるんですね。
血糖値を必死になって上げようとしてくれます。
そして、空腹時間が長すぎたあとに摂った食事や、また甘いものを摂り過ぎた時には
今度は血糖値が上がり過ぎ、そうなると、血糖値を下げようとインスリンというホルモンが膵臓から出てきます。
つまり、ここで血糖値の乱高下が起きるんですね。
ホルモンをここでいっぱい出して、ムダ遣いしてるってわけです。
この、ホルモンのムダ遣いが体にとってのストレス。
それがひどくなった状態が副腎疲労と言われます。
でも、血糖値の乱高下なんて、自分ではわからないですよね。
「あ、いま私血糖値が乱高下してる」…なんて。
それで、これが自分では気付かないストレスというわけなんです。
精神的なストレスだけでなく、自分では気付いていない体のストレス。
なので、その原因となる長い空腹時間、甘いものの摂り過ぎには気をつけましょうね。
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